2012年10月22日月曜日

下総層群を観察

地質が専門の産総研と東大大気海洋研の研究者が来所され,センターにほど近い下総層群と呼ばれる地層を観察して回りました.この辺りに見られる地層は,12万年くらい前にできたと考えられています.

露頭(地層が見える崖のようなところ)の状況もここ数年で変わってしまい,以前見れた場所も多くがなくなっています.

上の写真の近くでは昔,非常に大きなウェーブリップルが見れたのですが,埋まってしまっていました.8年前は下のようなものが見れたのですが。。。
真ん中に見える茶色い波模様がウェーブリップルです.昔ここが海の底だったときに波によってできたものです.いまでも砂浜に遊びにいくと砂がでこぼこしていることがあると思いますが,あれがたまたま地層に残ったものです.これはその中でも特大です.

地質の勉強を始めたころ,こうやって“波の化石”が 残っていることに驚いたものです.(山)

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