2017年8月20日日曜日

追跡!巨大ナマズ―湖沼の外来生物問題の最前線―



夏休み期間中、私たちの施設では、全国の大学生が霞ヶ浦・北浦で水質や地質、プランクトン、底生動物、魚類などの調査を行い、湖沼の環境問題について学ぶ5つの公開臨湖実習を提供しています。8月18~20日の公開臨湖実習2「追跡!巨大ナマズ ―湖沼の外来生物問題の最前線―」には、北海道大、酪農学園大、東洋大、筑波大、奈良女子大、東京海洋大、東京理科大、鳥取大、富山大、放送大、東京農業大、東京農工大、日本大の18名が参加しました。

この実習では、北アメリカ原産の外来ナマズ(チャネルキャットフィッシュ)を材料に、釣りや様々な漁具による捕獲調査、室内でのサンプル分析、グループディスカッションを経て、外来ナマズが生態系や水産業に与える影響とその対策を学びます。二つの班に分かれて考案した駆除方法を試して、班別対抗で駆除数も競い合いました。悪天候で風波が強かったのですが、キャットフィッシュが192尾も捕獲され、大いに盛り上がりました。

参加学生からは、「外来ナマズが多いだけでなく、霞ヶ浦・北浦の生物多様性の高さや豊かな自然にも驚かされた」、「地道な駆除も大事だが、まず、外来ナマズ問題を一般の人たちに知ってもらうことが大切」、「地域の特産品を賞品にして、駆除釣り大会や魚類観察会を開催し、地域を盛り立てるというのはどうか」など、様々な感想がありました。
まずは湖岸で釣獲調査

捕獲されたチャネルキャットフィッシュ

実習参加者で記念撮影

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