2014年8月24日日曜日

埼玉県高校生物研究会の研修会

2014年8月23日~24日に、埼玉県高校生物研究会の先生方7名(越谷北高、川越女子高、浦和高、春日部高、岩槻商業、和光国際高、蕨高)が、研修のために水圏センターに来所されました。目的は、湖でのフィールド体験です。 今回のメニューは、次の通りでした。
 

1日目:霞ヶ浦の生物調査-魚類

霞ヶ浦を構成する湖の一つである北浦を調査フィールドに、魚類調査を中心に実習を行いました。午前中にヨシ帯と護岸帯での地曳網、投網、定置網、手網などを用いた魚類の採集をおこない、午後に室内作業として魚類の観察・同定・計数を実施しました。また、夕食後には、外来ナマズの駆除釣りも体験してくださいました。


2日目:霞ヶ浦の生物調査―プランクトンとベントスの採集、水質の測定

霞ヶ浦の生物調査のつづきです。茨城大学の実習船で湖の沖帯に出かけました。船上実習として水温、透明度、溶存酸素量等の測定、プランクトンやベントスの採集などを行いました。 採集した生物を持ち帰り、実験室で観察もしました。

最後に、湖沼の食物網について、安定同位体比解析を用いて調べる手法についても、座学で説明させていただきました。

先生方は大変熱心で、終始、質問と応答が飛び交っていました。センタースタッフ&お手伝いの学生たちは、圧倒されながらも、楽しく過ごせました。研修期間中は、いろいろとお教えくださり、こちらの方が大変勉強になりました。またのお越しをお待ちしております。 (センタースタッフ)

タモ網で魚類を採集しているところ

採集された魚類

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