センターの庭も春めいてきた3月27日(昼)~29日(昼)の3日間、国分寺高校生物部のみなさん17名がご来訪。水圏センターで春合宿を行いました。この合宿では、センターの目の前に広がる霞ヶ浦(北浦)を調査フィールドに、湖沼に関わる環境科学の基礎を学んでもらいました。今回、センターで提供した実習メニューは、次のような感じでした。
1日目:講義①霞ヶ浦の成り立ちや地形・地質
講義②霞ヶ浦の生物群集の変遷
講義③湖沼の外来生物問題
2日目:
午前:船上での湖沼(北浦)沖帯・沿岸帯での湖沼観測と生物調査
室内での試水処理(クロロフィルa,パックテスト),
国分寺高校:カラスバトの生態や遺伝的特性、霞ヶ浦の魚類調査
センターの学生:霞ヶ浦における30年間のユスリカ群集の変遷
湖沼におけるヌマチチブ仔稚魚の生息場所利用
意見交換と研修のまとめ
*1日目は悪天候のため野外実習ではなく講義にしたのですが、それによって2日目以降の実習がわかりやすくなったと好評でした。さまざまなメニューに真剣に取り組んでくれたので、こちらの教員&TAも楽しく過ごせました。フィールドに慣れていて、採集した魚類の取り扱いや同定を当然のようにこなす姿に驚かされました。将来が楽しみです。国分寺高校のみなさん、本当におつかれさまでした。
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