2013年6月30日日曜日

東大研究チームの鹿島灘魚類調査

6月28~30日に、東京大学大学院水域保全学研究室の佐野先生と大学院生4名が来所され、鹿島灘の砂浜海岸で魚類調査を実施しました。さまざまな魚が採れたとのこと。また秋にもいらっしゃる予定です(加)。

2013年6月27日木曜日

ホタル大発生中!


6月27日 水圏センターから1kmほどの谷津田でホタルが大量発生中!です(金)。


2013年6月22日土曜日

堆積侵食ダイナミクス特講を実施

センターで大学院向け講義「堆積侵食ダイナミクス特講」を実施しました.実習では,講義での堆積侵食作用についての説明とともに,屋外で簡易水路実験を観察しながらの講義を行いました.地質を専門とする受講者の皆さんは,地層でこれまで見たことがある構造が実際に目の前で形成されるところを熱心に観察していました.(山)
 


2013年6月21日金曜日

東京海洋大学の学生が外来魚調査で来所

6月17日~21日に、東京海洋大学の大学院生が、外来魚チャネルキャットフィッシュの生態調査のために来所されました。梅雨時ですが、無事、調査を終えられて一安心です。次のご来訪もお待ちしております。(カ)

2013年6月17日月曜日

魚類学の特別講義を実施

水圏センターの講義室で、大学院生向けの魚類学の講義を実施しました。今回は、魚類の系統、体の構造や機能、生態学的な特性などを、掘り下げて学ぶ内容にしました。何ごとも実物を見ないと理解が深まらないのでは、、、ということで、講義のラストに近くのスーパーで仕入れてきた食材(マアジ、トビウオ、マダイ、クロソイ)を観察・解剖するというプチ実習も行いました。

学生たちはなかなか巧みな手さばきで、マダイの胸びれ付け根の肩甲骨+烏口骨(その形状が魚のかたちに似ていることから、タイのなかにタイがあるという意味で、鯛の鯛とも呼ばれる骨)や耳石(年輪が形成され年齢が読み取れる石)を取り出してくれました(加)。


上:タイのタイ(=マダイの胸びれ付け根の肩甲骨+烏口骨)
下:左からマダイの耳石、トビウオの耳石、マアジの耳石



潮来の花嫁@あやめ祭り

 
6月14日、あやめ祭りに行ってきました。多くの人でにぎわっていました。
この日はとても暑く、嫁入り船に乗っているお嫁さんもとても暑そうでした。(Y)
 
 
一面に咲くあやめ
 
 
嫁入り船
 
 

おまけにセンターで取れたコクワガタとノコギリクワガタ

2013年6月13日木曜日

今年はモクズガニが大漁!?


地元漁協の組合長さんのご自宅に調査の打ち合わせに行った際に、湖で採れた大量のモクズガニを分けていただきました。本種は上海ガニと同属で、味もよく似ています(この時期もメスの内子がうまい!)。塩茹でにして、学生たちと美味しくいただきました。組合長さんご夫妻に感謝です。

ちなみに、モクズガニは生活史のなかで海と川を行き来する甲幅5cmほどのカニです。水郷地域では一昔前まではごく普通に生息していたようなのですが、霞ヶ浦の下流側にある水門が閉鎖されてから激減してしまっていました。組合長さんによると、理由は不明ですが今年はここ数十年で経験したことがないほどの豊漁とのこと・・・確かに研究室の学生たちの網にも今年はよく入ります。今後が楽しみです(加)。
 
*潮来市の牛堀町地区の飲食店では、シーズン限定の珍味「香澄蟹」として販売されていることもあるようです。
ハサミには藻屑(モクズ)のような毛があります
 
2皿が数分で殻だけになってしまいました!
 

2013年6月10日月曜日

茨城大学生物研究会の生物調査

6月8日~6月9日に、茨城大学生物研究会の学生13名が水圏センター周辺での生物調査のためにいらっしゃいました。2日間の日程は、次のような感じでした。

1日目:湖岸での魚類調査(タモ網、投網、釣り)
    近くの谷津田でホタルの観察
    夜釣り

2日目:水圏センター周辺の水路での水生昆虫および魚類の採集

水生昆虫、魚類、鳥類などの様々な生きものに詳しい学生たちなので、センター近くの水路や湖岸でなかなか興味深い生物を見つけてくれました。また、夜は、近くの谷津田で大量のゲンジボタル・ヘイケボタルも確認されたとのこと。またのご来訪をお待ちしております。 (猪)

タモ網による採集
何か採れたかな?((o(∇^*o)ワクワク(o*^∇)o))


釣りでの採集
(*´・ω・)っ/^、ポチャン


夜釣りの結果
チャネルキャットフィッシュが釣れました!


水路での採集

2013年6月4日火曜日

農学部の先生と留学生が実習で来所

6月4日、農学部の黒田先生と吉田先生、留学生2名が、実習のために水圏センターに来所されました。
湖上での環境要因(透明度、水温、溶存酸素量など)の測定、プランクトンおよびベントスの採集の体験をしていただきました。(イ)


調査地点に向けて出発

透明度の測定

水温および溶存酸素量の測定

投げ込み式プランクトンネットでプランクトン採集

2013年6月2日日曜日

熊谷西高校の臨湖実習

6月1日(土)~2日(日)の2日間、SSH指定校 熊谷西高等学校の先生と生徒のみなさん、川越女子高等学校の先生の計24名が、臨湖実習のためにいらっしゃいました。今回の実習メニューは、次の通りでした。


1日目:北浦のヨシ帯と護岸帯の魚類調査
     室内での魚類の観察・同定・解剖・胃内容物解析
2日目:水質分析(パックテスト)
     湖水濾過とクロロフィルa濃度の分析
     底生動物の観察
     施設案内をしながら地形・地質、霞ヶ浦の成り立ち、所蔵標本の説明など
     モーニングセミナー:大学院生の研究発表
     意見交換と研修のまとめ

*魚類調査では水辺で使えるすべての採集方法を習得してもらいました。とても暑い熊谷に戻ってからも、涼をもとめて、また水辺に出てもらえれば・・・。熊谷と潮来は遠く離れていますが、水自体は利根川を通じてつながっています。またのご来訪をお待ちしております。(カ)

まずは手網で採集

地曳網でシラウオなどを採集

次は投網!

釣獲されたチャネルキャットフィッシュ3尾
*胃からはハゼ類とテナガエビが出てきた。

湖水を濾過したところ:濾紙が緑色に!