今回の実習期間中は、台風26号の影響で北浦が著しく増水しており、湖の沿岸帯に立ち入ることができなかったり、船が出航できなかったりしました。そのため、いつも実施する臨湖実習の内容を、次のようなメニューに変更して行いました。
1日目:
午後:センター駐車場で投網の練習、周辺水路に定置網を設置
2日目:
午前:水路の定置網を回収、湖岸からの投網と手網での魚類の採集
午後:①採集された魚類の観察、同定、計数
⇒採集方法や場所による出現魚種の違いを把握
②全魚種の胃内容物調査
⇒食物網図を作成し、湖沼生態系の仕組みについて考える
3日目:
午前:湖水濾過と水質分析、植物プランクトン、動物プランクトンの採集、
ユスリカ等のベントスの観察と同定
午後:センター周辺の農業用水路などで手網・サデ網や投網での魚類採集
(学生たちが自由に採集しました、いろいろな魚種が採れました!)
4日目:片づけ&実習のまとめ
日本各地でフィールドワークの経験を積んできた学生たちとは聞いていたのですが、フィールドワーク能力の高さに驚かされました。期間中は当番制で自炊していたのも印象的でした。採集したアメリカナマズ、ブラックバス、ウシガエルなども上手に調理して食されていた様子。
学生たちの将来が楽しみです。次の機会の来所もお待ちしております。(センタースタッフ)
まずは駐車場で投網練習 |
湖で投網を実体験 (増水してますが、20~30cmほどのボラがたくさん採れました!) |
手網での生物採集を練習中 エビ類やヌマチチブが採れました。 |
魚類サンプルを調べているところ |
魚類の食性調査結果から食物網の図を描いているところ |