2012年8月24日金曜日

茨城大・信州大合同での比較湖沼学実習

8月20日~24日の5日間、学部2年生以上(院生も含む)を対象とした「比較湖沼学実習(茨城大・信州大合同公開臨湖実習)」が、長野県諏訪湖のほとりにある信州大学山岳科学総合研究所山地水域環境保全学部門で行われました。茨城大からは、私と中里先生が講師で、大学院生3名がお手伝いで、理学部3年生の4名が実習生として参加しました。

この実習では、長野県内の栄養段階の異なる4湖沼(諏訪湖、木崎湖、白駒池、白樺湖)で、環境調査(船上で水温、透明度、pH値、光量子量、溶存酸素濃度などの測定)と生物調査(プランクトンネット、採泥器、投網などによる生物採集)を行い、各湖沼の性質や調査場所での違いなど調べました。信州大学・茨城大学の教員6名が分担して、それぞれの専門分野に関する実習・講義も行いました。実習結果については、最終日にレポート発表もしてもらいました。

私や院生たちには、長野県の山々に囲まれたきれいな湖沼での実習が新鮮でした。ただ、水圏センターがいつも実習を行っている霞ヶ浦・北浦も、実習生たちがさまざまな人為的な環境変化の影響を直に感じたり、平野部の富栄養湖での生物の多様さや豊富さを理解したりするときには、格好の実習地なのだなと、改めて感じました。(加)

諏訪湖の沖帯へ向かうところ

諏訪湖で溶存酸素量を計測中

投網で採れたワカサギ

岸近くの浮葉植物帯を観察



諏訪湖のアサザ群落

諏訪湖の夕焼け


木崎湖にて調査へ向かうところ


木崎湖の湖心











透明度を測定ところ


サーバーネットを振っているところ


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