JCBといえば国内最大手のクレジットカード会社の略称ですね。では、ICBといえば?・・・
茨城大学 チャネルキャットフィッシュバスターズ(Ibaraki University Channel Catfish Busters)(名前長すぎ)の略称です。ICBは水圏センターの釣り好き&魚好き学生たちが中心になって、2010年に設立した団体です。
2000年代に入り、霞ヶ浦・北浦では、北アメリカ原産のチャネルキャットフィッシュが大増殖していて、甚大な生態系被害や漁業被害が起きています。ICBでは、どうすればより大きく、たくさんのチャネルキャットフィッシュを効果的に釣れるかを、このナマズの生態を研究しつつ釣技を競い合いながら(?)、調べてきました。例えば、釣り餌の種類(レバー、砂肝、イカ、塩辛、生餌)や釣り方、釣り場所、時間帯による違いなど、だいぶわかってきました。釣れる時期・場所では、糸をたらした瞬間に、釣れてしまうほどです。最近は、センターで行う学生実習のサブメニューで、夕方から駆除釣り大会もやっていました(一番人気メニューの一つ)。
今日は公式の駆除釣り大会(?)へICBが初参加!です。魚の研究で、いつもお世話になっている方々からのお誘いを受けて、ICB会員6名で、次の大会&観察会に参加してきました。
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夏休み最後の土曜日 釣って調べよう!霞ヶ浦の魚たち!
「外来魚駆除釣り大会&観察会」
開催日時:8月25日 9:00~12:00
開催場所:霞ヶ浦・小野川古渡入(稲敷市)
対象魚:オオタナゴ、ブルーギル、ブラックバス、チャネルキャットフィッシュ
参加資格:霞ヶ浦の魚をしらべ、外来魚を駆除するイベントです。年齢男女問いません。
主催:土浦の自然を守る会
共催:全国ブラックバス防除市民ネットワーク
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9:00に20名ほどの釣り人が、自分たちの好きな釣り方で駆除をスタート。12:00までの3時間、かなりの暑さでしたが、国外外来種のオオタナゴ、タイリクバラタナゴ、ブルーギル、オオクチバス、チャネルキャットフィッシュ、国内外来種のビワヒガイ、ゲンゴロウブナなどのほか、いくつか在来種も釣れていました(大会後に外来魚は駆除、在来魚はその場に放流)。霞ヶ浦にたくさんの国内・国外の外来種が生息していることが、あらためてよーくわかりました。ただ、ICB6名の釣果は、U井さんによるチャネルキャット1尾のみ(T_T)。アウェーだと釣り方が違うので難しい、、、ということを言い訳にして、次回大会まで技を磨くことに。次回にこうご期待です。いろいろとお教えくださった駆除釣り大会関係者のみなさま、今日は、ありがとうございました。(ICB会長)
開催のごあいさつ |
駆除釣り中 |
チャネルキャットフィッシュ(体長40cmほど) |
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