2018年8月6日月曜日

埼玉県の高校の生物教員の先生方が研修で来セ

2018年8月4日~5日に、埼玉県高校生物研究会の先生方6名(越谷北高、岩槻北陵高、羽生実業高、上尾高、深谷商業高、学芸大)が、研修のために水圏センターに来所されました。目的は、湖でのフィールド体験、とくに魚類について、です。 今回のメニューは、次の通りでした。
 
1日目:霞ヶ浦の生物調査-魚類

霞ヶ浦を構成する湖の一つである北浦を調査フィールドに、魚類調査を中心に実習を行いました。午後にヨシ帯と護岸帯での投網、定置網、手網などを用いた魚類の採集をおこないました。また、夕食後には、外来ナマズの駆除釣りも体験してくださいました。


2日目:地元スーパーの食材魚を使った魚類学実験

日本人にとって最も身近な動物のひとつである「魚類」について、系統分類学的な位置、体の構造や機能、生態学的な特性などを、他の動物との違いから説明しました。さらに、地元のスーパーの鮮魚売り場で売られている魚(チダイ、アジ、カレイ)や釣れた魚(カサゴ)を観察・解剖し、魚類の外部・内部形態とそれらの機能特性について勉強しました。それで基礎を学んだあと、1日目に採れた湖の魚たちを検索図鑑で同定しました。

先生方は大変熱心で、終始、質問と応答が飛び交っていました。センタースタッフも、大変勉強になりました。またのお越しをお待ちしております。 (センタースタッフ)

投網調査中

定置網で採れた魚類
タモ網調査
採集された魚類のリスト

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