2013年8月23日金曜日

公開臨湖実習「追跡!巨大ナマズ~霞ヶ浦で徹底調査~」が大盛況!

 8月19日~23日の5日間、全国の学生を対象にした公開臨湖実習「湖沼環境問題の最前線~霞ヶ浦での調査・実験から理解する~」が、水圏センターで行われました。キャッチフレーズは、「追跡!巨大ナマズ~霞ヶ浦で徹底調査!」です。 

 巨大ナマズ(=外来魚チャネルキャットフィッシュ)や最新の湖沼環境問題などに興味のある、12大学(北海道大、北海道教育大、帯広畜産大、酪農学園大、いわき明星大、茨城大、埼玉大、千葉大、東京農工大、東洋大、立教大、長崎大)の学生(学部1年生~博士後期課程3年生)19人が参加してくださいました。終始、大盛況!でした。今回の実習メニューは次のようなものでした。

<実習メニュー>
 首都圏に位置しさまざまな湖沼環境問題に直面している霞ヶ浦を調査フィールドに、環境調査や水生生物調査を行い、湖沼の環境と生物科学の研究手法を身につける。水質悪化や外来生物の侵入などの湖沼環境問題についても学ぶ。

・船上での湖沼環境調査、実験室内での水質分析 ・プランクトン・底生動物の採集と観察・同定
・魚類の各種漁具(手網、投網、定置網、地曳網)での採集と観察・同定・胃内容物解析
・特定外来生物チャネルキャットフィッシュの釣獲調査
 (実習期間中はナマズ駆除釣りトーナメント)
・カワヒバリガイ(外来種)とドブガイ(在来種)を用いた濾過摂食実験
・湖周辺の地形・地質の観察
・観光バスで霞ヶ浦周遊
・霞ヶ浦環境科学センターの見学
・まとめのディスカッション
 実習生には、このような多岐に渡るメニューについて個々の視点で学んでもらいました。最終日に、湖沼環境問題について参加者全員で自由に意見交換をしたところ、興味深い感想や考察がいくつも出てきて、センタースタッフ&TA学生もとても良い刺激をもらいました。同じような興味を持った他大学の学生たちが交流できる大変貴重な機会にもなりました。 

実習生のみなさん、5日間、本当におつかれさまでした。また、いつでもセンターにいらしてください。(センタースタッフ&TA学生)
 
夕方のナマズ駆除釣り大会

駆除されたナマズ(期間中で30尾!)

船上での湖沼観測

ベントスのソーティング

地曳網をひいているところ ワカサギ・シラウオが採れました!

投網体験中

魚類を同定中

懇親会 BBQ

巨大ナマズ!と記念撮影
 

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